八缶グループでは、多種多様な食品を製造・販売していますが、製造する上で必要な食品加工の技術は、始めに缶詰を製造していた当社だからこそ出来たものがほとんどです。
実際に、現在市場に流通している加工食品の規格は、缶詰を基準につくられたものでもあります。
各時代の人類生活において、食品の貯蔵方法は非常に重要でした。古くは、砂糖/塩漬のような家庭的なものから、工業的生産の加工食品では、実は「缶/びん詰」が始まりだと言われています。
現在、市場に多く出回る「レトルト食品」も、実は缶詰の技術を発展して生まれた加工法。冷凍食品やチルド食品も、温度管理や細菌のコントロールは、缶詰で得た技術が基本になっています。
このように、八缶グループの「ものづくり」は、缶詰の技術をもっていたからこそ実現出来てきたものであり、いわば「缶詰は食品加工の基本」なのです。
缶詰=「保存食」というイメージが非常に強いと思いますが、実は鮮度が非常に重要であることはご存知でしょうか。
たしかに缶詰は、貯蔵方法や細菌の発生を抑制する密閉技術から、長期保存が可能な食品ですが、実は新鮮な原料を短時間で処理し、不要なものは一切入れずに密封した[原料の旨み・風味を最大限に活かす製造]をしているものが大半で、それの最も顕著な実例が「鯖缶」です。
鯖水煮缶に使われるのは「新鮮な鯖/水/塩」のみ。新鮮な鯖の旨み/風味があるからこそ出来る商品です。
鮮度の悪い原料を使うと、缶詰の中で風味を維持する事が非常に難しい為、一般のスーパーで売られている生魚より、新鮮且つ美味しい魚が一般的に使用されています。
私たちは、原料に細心の注意が払われたものを使用し、長期間の保存にも耐えられる、高い技術力で作られた「安全・安心の食品」をお客様へお届けしています。
「安全・安心の食品」を恒常的に実現する為、グループ内全工場で一般社団法人 日本食品認定機構「HACCP方式に基づく水産食品製造工場」を取得し、
【真の安全・安心】の実現に努めております。
缶詰に使う原料は、旬の時期の食材を基本的には生のまま使用しています。旬の食材は味が良い事も理由にありますが、缶詰は製造の際、原料を缶に詰めてから空気を抜いて密封した後、熱を加えながら「調理と殺菌を同時に行う」という、缶詰ならではの処理があることも理由なのです。
保存食のイメージが強い缶詰ですが、新鮮な良い原料を缶詰の中で調理する…ということはあまり知られていないのではないしょうか。「良い原料を選び、美味しい缶詰をつくる」という基本を守り続けております。
缶詰が長期保存に耐えられる理由は、その製造工程にあります。缶詰は、新鮮な原料を詰めて、空気を抜いて密封してから、熱を加えて調理・殺菌を同時に行います。完全密封をしてから殺菌することで、開封しない限り細菌が増えることはありません。
この密封・殺菌の製法があることで、保存料を使用しなくても長期の保存が出来るのです。
重要な密封・殺菌を含めた徹底した製造管理をし、「温度・衛生・品質」の全管理によって「安全・安心な食品づくり」を行なっております。
素材の良さ、味わいをそのまま活かした味付けにもこだわっております。不要なものは極力使わず、料理本来の味わいを再現することを目指しております。
缶詰へのこだわりを守り続けることで「真の安全・安心」をお客様にお届けできると考えております。
現在では、食の安全・安心を恒常的に実現するために、グループ内全ての工場で一般社団法人 日本食品認定機構[HACCP]の認定を受けております。